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規制強化でも取引増

2011年8月からの取引規制の強化にもかかわらず、FX(外国為替証拠金取引)の利用が増加しています。

東京金融取引所が同月1日に公表した「くりっく365」の8月の取引数量は前月比10.7%増の1227万枚(1枚は1万通貨単位)となり、5ヵ月ぶりに増加しました。大幅な円高を背景に、個人投資家が外貨の反発を見込んで「逆張り」取引を進めたためとみられています。

個人のFX取引がとくに増えたのは、政府・日銀が4兆5000億円の為替介入に踏み切り、円相場が一時的に急落した8月4日。取引量は1日で146万枚と、過去2番目に多くなりました。

FX取引をめぐっては、金融庁が8月1日から証拠金の倍率(レバレッジ)を50倍から25倍に引き下げる取引規制を導入。ユーザーからは何かと反発の声も上がり、当初は月の取引量は減少するとみられていましたが、実際は円高進行で個人の売買が活発になりました。

通貨別には、ドル・円取引が前月比で36.8%増加で、円と同様にリスクを避ける資金が流れ込んだスイスフランの取引も急増し、スイスフラン・円取引は前月の4以上に膨らみました。

金融取は8月1日から人民元や韓国ウォン、インドルピーといったアジア通貨の取り扱いを開始。韓国ウォン・円取引が3万6千枚ともっとも多くなりました。

【2011年9月20日】

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