マージンコールとロスカット

>> MacでFX取引のホーム>> マージンコールとロスカット

マージンコールとロスカット

FXは巨額な利益を得ることができる半面、大きな損失を受ける可能性のある取引でもあります。そこで、損失を拡大させないための制度が「マージンコール」と「ロスカット」です。これはFX取引にはかかせない制度です。また、マージンコールとロスカットの基準は業者によって異なります。

マージンコール

マージンコールとは、為替の変動によってマイナスが生じ、一定の証拠金維持率を下回ったときに通知される警告です。マージンコールは強制的な決済制度ではありませんが、ロスカット(強制決済)が近づいていることを意味します。

例えば、マージンコールが証拠金の50%以上の設定の場合、証拠金が10万円で51,000円の損失が生じたとします。この場合、証拠金から損失額を差し引くと49,000円となり、結果は50%以上の損失になるのでマージンコールが発生します。

マージンコールを受けると、証拠金の追加をするか、あるいはこれ以上の損失にならないようにその場で決済をしてしまうか、といった選択をすることになります。証拠金を追加する場合、通常は翌営業日の午後3時までに不足分の証拠金を入金します。

どちらを選択するかは自由ですが、一度他のポジションやレバレッジを見直すなど、戦略を見直すことも必要です。

ロスカット

マージンコールが発動され何も対処されずに放置状態になると、ロスカットに移行されます。

ロスカットは、損失額がある基準の額になったときに、投資家の意思に関係なく強制的にポジション(※)の決済を行い自動的に取引を終了する制度です。これはFX取引で大きな損失を出さないように配慮されたリスク回避のシステムです。

ほとんどのFX業者は自動ロスカットルールが設定しているので、預けている証拠金以上に損失が膨らむことはありません。ロスカットはリスク管理を行う上では重要なシステムです。特に初心者の方は、必ずこのロスカットについて正確な知識を持ち、ロスカットに至らない投資を心がけましょう。

ポジション 未決済の持ち高のことで、どのくらい外貨を売買しているかという状況を表す言葉。使用例:「1万ドルの買いポジションを建てる」「1万ドルの買いポジションを持つ」

マージンコールとロスカットのページトップへ

関連ページ:レバレッジ規制FX強化規制がスタート規制強化でも取引増FXの税制改正FX税制改正点