レバレッジ
FX取引をする際には、証拠金という担保金をFX業者に預けることで初めて取引が開始されます。この証拠金で取引を行うのがFXの特徴です。
レバレッジとは、直訳すると小さな力で大きなものを動かす「てこの原理」のことです。FX取引では、少額の投資で多額の資金を動かすことを意味します。
例えばレバレッジ10倍で、1ドル=100円のときに10万円の証拠金を預け、100万円分=1万ドルを取引します。そして1ドル=130円のときに決済すると130万円になり、証拠金を引くと20万円の利益となります。
逆に1ドル=90円のときに決済してしまうと、90万円になり証拠金10万円分の損失となります。
このように、レバレッジは少額の証拠金の何倍もの金額を取引することができ、大きな利益を得ることができる反面、大きな損失を受けてしまう可能性も兼ねています。いわゆる「ハイリスクハイリターン」というやつです。そのためFX初心者の方は、慣れるまではレバレッジを1~5倍程度に抑えて取引をした方が無難です。
また、証拠金の最低額は取引業者によって異なります。まずは、自分が困らない程度の証拠金で始める方がよいでしょう。