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レバレッジ規制

金融庁は少ない元手(証拠金)で多額の外貨取引ができるFX(外国為替証拠金取引)について、取引倍率(レバレッジ)を抑える規制の導入を決定しています。2010年8月にはレバレッジを50倍以下に抑え、2011年8月からは半分の25倍にし、それに対する業者や投資家の反発はあるものの、投資家の保護を第一優先としたレバレッジ規制の実施となります。

金融庁は高倍率の取引について、「過当投機であり、顧客が想定外の損失を被る恐れがある」として、規制案を提示しましたが、業者側は「取引量が急減する」として金融庁の意見募集でも、意見を寄せた709の団体、個人のうち約9割が規制に反対し、「規制は極端すぎる」「投資は自己責任」といった声が相次ぎました。

このレバレッジ規制で今後少ない手元でFXを始めようとする人が減少していく可能性があります。一番痛手となってしまうのは投資戦略の立て直しが必要となるデイトレーダーで、レバレッジ上限が25倍であっても問題ないのはスワップ中心の方や長くポジションを保有される方です。

最もFXらしい投資戦略をとってきた人たちに一番のダメージが及ぶのですから、レバレッジ規制は何とも皮肉なものです。

【2011年7月4日】

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